立体になってる日本地図がとても楽しいのでご紹介。画像多めです。(たー)
株式会社ソウマの立体日本地図カレンダーです。
地形が立体になっててデコボコしてる。
幅寄せしてるように見えない人向け↓
ゴールデンウィークの阪神高速環状線におけるファミリーカーと高速バスの関係。
伝わる?飛び出てる。山がにょきにょきと。
イルカの下半身が、けっこう山がち。函館から札幌へはスッといけるのかと思ってた。スッと行けない。
鉄道も道路も海沿いを走ってる。和歌山と同じ構図。
札幌から帯広もスッと行けない。しらんけど。
山を越えるのか、トンネルがあるのか。そもそもめちゃ遠い。羅臼など宇宙の果て感。やまねこ座超銀河団。
北海道は高校生のときに1回だけ行ったけど、クマ牧場以外覚えてない。ぜひまた行きたい。
北海道から見た本州方向。
すごく山。北海道の人には、こう見えてる。
関東地方。
ぺったんこ。「登山」という概念がない人たちのエリア。たぶん。
僕が通った高校には「耐寒登山」なる行事が毎年あって、登山には辛かった記憶しかない。
関東側から見た日本アルプス
全力で東西を分断している。そういう作り手の意志を感じる隆起。
昔の箱根はほんとに難所だったんだろうなと思う。行ったことないけど。
手前に富士山が混じってる。富士山には20年くらい前に一度登った。予想に反してすごくよかった。ゆっくり動く満天の星とご来光を見て地球の自転を実感する。全器官で宇宙を見た。山も海も風も雲も犬もキリンも人間も、全部乗せてぐるぐると地球は時速1700kmで回ってる。そんな感じ。そのわりに悠然。
人間はがんばって海沿いを走る。
フォッサマグナ。わかりにくいけど山の間を巨大な溝が通ってる。
私が住む関西地方。
関東平野に比べて大阪平野は狭い。奈良と京都はもっと狭い。「村」感。中央構造線が東西を貫く。
京都の大学に通っていたとき、栃木出身者が「奈良と京都も海ないよね」と言うと、京都市民が「うん」と答えて舞鶴市民が「あるよ!!!」って言った。
僕が住んでいるのは大阪南部。「大和川を越えると文化が変わる」と言われるところ。大阪市の南辺に沿って流れる大和川以南は堺や岸和田、関西空港がある地域で、現代の名古屋大阪神戸のヒトやモノの流れから外れてて、祭が盛んで、マイルドヤンキックなエリア。大阪府下ながら、ど地方都市。
その証拠を収めた写真がこちら。
近所のコインパーキング。1時間ちゃうよ、1日。コラちゃうよ。少し前まで400円だった。
でもね、海と山が近くて、よい所ですよ。海へ行けばぴちぴちビーチと漁港市場、山へ行けばホタルと温泉。
ホタル観賞時の写真。
ホタルたくさん。心のきれいな人にしか見えない。右上あたりの点? 遠くの明かりです。
九州から見た中国四国。
昔から多くの船が通った海路。中国地方も四国地方もやっぱり山が山盛り。そりゃ海運が発達するわけです。しらんけど。
九州。
クジラが海中から大ジャンプをきめようとしているかのような屋久島。
この地図、意外とぺろんぺろんしてて写真が取りづらい。自分の影が入らないように気を遣いつつ、左手で捧げ持って右手で撮りました。人しれない苦労が世の中を支えている。
この地図は「比高:平野部20倍~山岳部10倍(標高による連続的可変強調により、山岳部の強調を抑え、平野部の起伏がよりわかりやすくなっています)」だそうです。現実に忠実というわけではないみたいです。
どうです立体日本地図カレンダー。ステキでしょ? 小学生のお子さんがいるご家庭はもちろんのこと、前世が創造神だったあなたにもご満足いただける逸品です。裏返すと日本の形にへっこんでるので、粘土でも詰めれば、あの頃を思い出せる。
冒頭の写真は2016年版だったけど、今はもちろん2017年版が売ってます。
で、夏休み、家族を乗せて山口・広島にドライブの旅に行ってきました。大阪から中国自動車道を西に向かってひた走ったのだけど、
中国自動車道、平面地図を見たイメージから、海を見ながら快走できるかと思ったら、ずっと山山山。山すぎて、山という字が悪魔の持ってる三叉槍の先にしか見えない。でも門司までスッと行けた。スッと。
門司港 → 下関 → 秋芳洞 → 広島・宮島と行ってきました。
秋芳洞にはテンションが激しく上がりましたよ。初めて行ったんですけど、たぶん昔に比べるとかなり整備されてて、思ってたより明るいし、常時4か国語の自動音声ガイドが流れていながらも、冒険活劇映画の中にいるような気分で、写真では伝わらないけど、すごく楽しかった。
もしここが自分の家だったら「広庭」というスペースにサマーベッド置いてコーヒー飲んで読書するね。
広島は宮島に行きました。こちらもとてもよかった。厳島神社が自分の家だったら高舞台にちゃぶ台置いて、月夜の大鳥居を見ながらビールとおでんをやりたいです。
大鳥居、むかし天王寺動物園でバイトしたことがあって、キリンを至近距離で見せてもらったんだけど、そのときと同じくらい感動しました (自分比)。
でかい。カヌーが楽しそう。
水族館に行って帰ってきたら、潮が引いてたので海に下りた。
潮は引いたけどここから先は海ですよっていうところまで歩いていって振り返って撮りました。
テッド・チャンの短編で、20年先へと通じる扉の物語があるんですけど、鳥居の下をくぐりながら考えたのは、揚げもみじ饅頭マジうめぇなってことです。
いい旅でした。