知らないうちに、メダカ界隈がすごいことになっていました。(川津)
現在、20cm四方のごく小さな水槽を所持しており、いずれ魚を飼うことを検討しています。残念ながら、この水槽の大きさだと、飼育器具も魚種も限られてきます。水質悪化に強いベタにするか、ヒーターなしでコッピーやメダカを飼うか、それともいっそ、手間いらずで丈夫なエビを飼うか。考えたすえ、何か参考になる情報はないかと、先日、書店でアクアリウム関連の書棚を訪れました。
さて、書棚を見ていたら、たまたまメダカだけを特集した雑誌を見つけました。珍しく思って手に取ると、そこには予想外の世界が。雑誌で紹介されていたのは、さまざまな「変わりメダカ」の世界だったのです。
背骨が丸く変形したダルマメダカ。ヒレの長いロングフィンメダカ。
全身オレンジ~真っ赤なメダカ。紅白メダカに3色メダカ。
さらに、固定化には至っていないものの、目が飛び出た種類、目の下から風船のように水泡が出る種類、背ビレのない種類、ヒレが様々な形をした種類なども出てきているようです。
黒メダカや白メダカあたりは知っていましたが、まさかこんなにバリエーションが増えていたとは……。
さらに、それぞれの変異ごとに対応する金魚の品種がいるなと思い当たり、なんだか不思議な気持ちになりました。
背中が丸まったダルマメダカは、金魚で言えばきっとリュウキンでしょう。背びれのないメダカはランチュウで、ヒレの長いのはコメット。目が突き出ているのはデメキン。目が上を向くのはチョウテンガン。目の下から水泡が出るのはスイホウガン。なお、これらの形状的な特徴だけでなく、カラーバリエーションも金魚と同等かそれ以上になりつつあります。
それでもやっぱり好きなのは、子供の頃から親しんできたベージュ色のメダカです――と書くと非常に収まりがいいのですが、嘘はいけません。私は、黒地に銀色の鱗が浮かんで見えるタイプのメダカが一番好みです。メダカなのに、渋い。
(川津デスクに棲まうマリモ。休憩時間にマリモを日光浴させている姿が他の社員に目撃されている (ハリー談))